鶴ピン太郎

僕は取り返しがつかない事をしてしまった…。休みも無く働かされ続けたバイト先に復讐しようと、店の女の子と一緒に店のお金を持って逃げた。最初は店から逃げられて清々したし、どうせバレないだろうと思っていた。でも、違った…。ある日、知らない連絡先から動画が送られてきた。段々と鼓動が早くなる…。まさか、そんなはずはない…。前に使っていたスマホは処分したし、連絡先も家族ぐらいににしか教えていない。恐る恐る動画を再生する。…マンションの入り口？…ここは、見覚えが、ある！そこから出てきたのは、僕のお姉ちゃんだった…。一瞬で血の気が引く。捕まったお姉ちゃんを助けるには、僕が店に行かなければならない。…でも、怖くて、動けない。そのまま時間だけが過ぎて、動画だけが次々送られてくる。そこにはお姉ちゃんがあいつらに酷い事をされている様子が延々と撮影されている。汚いチ●コを舐め、店の研修だと騙されて店員と…。店には行けない、でも動画を再生する手は止められない、次の動画を心待ちにしている自分がいる…。お姉ちゃん、ごめん…。僕のせいでこんな事になってしまうなんて…。