夫よりも義父を愛して…。

同級生だった夫と結婚して5年、退職後に体調を崩し一人暮らしが難しくなってしまった義父と同居する事になった。8年前…私は、義父が担当するクラスの生徒でした。あの頃、父を病気で亡くし精神的に不安定だった私を優しく励ましてくれた義父に恋をしました。しかし、教師と生徒という関係から義父を諦めて夫と交際しました。夫を愛しているから結婚しました、でも…義父がそばにいると、あの頃の気持ちが揺らいで…。

学生からの幼馴染だった博と結婚して10年、最近博はみきに対してどこか冷めた様子で、毎日飲み歩いていた。夫との営みも誘惑虚しく減っていく日々で寂しさを募らせる。そんな彼女の心の支えになっていたのは隣に住む義父・トオルの存在だった。学生の頃の担任でもあり、いつも良くしてくれていたトオルに対し、昔抱いていた恋心が蘇る。気づくとトオルをそれとなく誘惑していたみきは、意を決し義父の寝室に向かい…。

学生時代から交際していた栞帆と一郎。一昨年結婚して、変わらずの仲睦まじさを見せていたが…この夏、一郎の浮気が発覚する。子作りも上手くいかず、栞帆は失意のどん底に陥った。そんな折、一郎の父であるトオルが東京出張のついでに家に泊まる事に。地元にいた頃から良くしてくれていた義父と再会し、栞帆は心惹かれていく。気が付くとトオルをそれとなく誘惑していた自分に気付いた栞帆は、意を決しトオルの家へと向かい…。

お義父さんへの秘めた想いを抱えて、過ごし続けた結婚生活。夫への罪悪感に苛まれながらも、お義父さんへの愛は皮肉にも日に日に大きくなっていった。きっとお義父さんを困惑させてしまう…こんな気持ちは許されない、出来る事なら忘れ去りたい。しかし、そう思えば思う程、お義父さんに会いたくなる。覚悟を決めた私は、夫への置手紙を残して…お義父さんに会いに行った。もう後悔したくない、私の素直な気持ちを伝えたくて…。